ロシュ、中外製薬を買収|新薬・パイプライン

スイスの製薬大手 ロシュは10日、中外製薬を2002年10月をメドに買収することで合意したと発表した。全額出資子会社の日本ロシュ (東京都港区、小川渉社長) と中外製薬を合併し、ロシュは合弁新会社の発行済み株式数の 50.1%を取得する。総投資額は、1,550~1,900億円。抗がん剤や免疫反応を利用した抗体医薬分野の研究開発を強化するため中外を世界戦略の一環に組み入れ、日本の医薬市場も本格開拓する。