帝國製薬株式会社

帝國製薬は、創業1848年(嘉永元年)、設立1918年(大正7年)5月23日と歴史が古く、緑豊かな阿讃(讃岐)山脈と蒼く光る瀬戸内海の交差する自然環境の中に、総面積62,000平方メートルの本社・工場を置いております。帝國製薬本社工場のある、東かがわ・三本松は南に阿讃(讃岐)山脈、北は燧灘(瀬戸内海)にはさまれた風光明媚なところにあります。研究棟からは、小豆島、ときに遠く対岸の姫路市や明石海峡大橋を遠望することができます。
そんな環境の中、帝國製薬は、パップ剤の生産量世界第一位の会社です。また、日本で初めて「温感パップ剤」「経皮吸収型消炎鎮痛パップ剤」を開発しました。
これまで長年にわたって培ってきた消炎鎮痛パップ剤の技術をもとに、現在はふたつの軸上での展開をはかっています。ひとつは、消炎鎮痛パップ剤から派生した「経皮吸収技術」の他の薬剤への応用です。
薬というと口から投与するものを通常想像しますが、物によっては口から投与するよりも、皮膚を通して吸収するほうが副作用が少なく効率的なこともあります。
私たちは経皮吸収技術の専門集団として幅広い応用をめざしています。
もうひとつの軸は、「人類の痛みからの解放」をスローガンとした痛み全般に対する取り組みです。2001年には硫酸モルヒネ徐放性製剤「MS ツワイスロンカプセル」を発売し、痛みの対象を広げました。麻薬製剤を製造できる企業は世界的にも限られており、わが国では当社を含めて9社にすぎません。

帝國製薬の製品(売上高)は80パーセント以上が医療機関向けです。また、積極的に国内外の企業と協力して研究・開発を行っています。私たちが得意とする経皮吸収技術と他企業の創薬開発力のコラボレーションが私たちのビジネス・モデルです。開発した製剤は、提携先の企業の強力な販売網を経由して販売されています。
また、帝國製薬の貼付剤は現在世界40カ国以上で販売されています。帝國製薬で製造された消炎鎮痛貼付剤フレクターシリーズは、スイス・IBSA Institut Biochimique SA社から、ヨーロッパを中心に販売されています。また、米国初唯一の医療用パップ剤・ライドダーム(帯状疱疹後神経痛貼付剤)は Endo Pharmaceuticals 社を通じ販売されています。
帝國製薬は会社の規模を大きくすることよりもユニークな技術を持つオンリーワン企業となることをめざしています。「無名のオンリーワン」はそのような帝國製薬の姿勢を表しています。帝國製薬は世界初の温感パップ剤・経皮吸収型消炎鎮痛パップ剤の開発に成功するなど、創業以来、消炎鎮痛パップ剤のパイオニアとして、業界をリードしています。この流れは、米国で唯一承認された医療用パップ剤ライドダーム(帯状疱疹後神経痛貼付剤)へと受け継がれています。

今後も全力で国内外への更なる発展を成し遂げ未来に向けてまい進する所存でございます。

大鵬薬品工業株式会社と帝國製薬株式会社は、7月11日、がん性疼痛治療剤「OVF」(フェンタニルクエン酸塩バッカル錠)に関して業務提携を行う事で合意しました。

会社名 帝國製薬株式会社
本社所在地 香川県東かがわ市三本松567番地
設立年 1918年(大正7年)5月23日
従業員 706名(平成27年12月31日現在)
資本金 1億円
URL http://www.teikoku.co.jp/japanese/contents/ company/gaiyo_top.html