挨拶は重要です|エッセイ

世の中には、挨拶を全く重視しない人がいます。
挨拶は、全く無用で、虚飾の世界であると断じる人もいる。
虚飾と言えば、ネクタイなども虚飾かもしれない。
全く機能性がゼロに近いからだ。だが、会合とか例会などで、時々ネクタイをしない人がいると、宙に浮いてる様な感じである。

女性に意見を聞いてみた。
「失業者か暴力団のおじさんみたい」
印象は散々である。挨拶も飾りポイ存在に見えるかもしれない。
挨拶の苦手な人は、どちらかと言うとエンジニア系統とか理系の人に多くいる。
朝の挨拶は重要である。「おはようございます。」と挨拶しないのと、するのでは、室内の空気が変わる。
人事の採用担当の方は、面接が入る時、まれであるが、挨拶をしない人がいるという。「そのような人は、コミュニケーション能力に問題があると考え9割は不合格にします。」との返事である。
挨拶から最初のコミュニケーションが始まるのだ。

先日、中高年であるが、若い人に人気のある経営者と、居酒屋に行った。
彼は、今日会った全くの他人でも、仲間にする才能がある。一緒に食事しながら、理由を探った。彼は話しかける時、「誠に恐縮ですがとか、失礼かもしれませんがとか」の枕詞を連発するのだ。挨拶もこれに近い存在かもしれない。

挨拶は確かにそれ自体は意味がないかもしれない。でも挨拶のない国はないと思うし、挨拶は、どの時代にもあったのだ。挨拶によって、次の言葉・会話が生れ、情報が集まってくるのだ。
ビジネスの世界では挨拶は大変重要かもしれない。