メディネットは、細胞治療や、遺伝子治療を始めとする次世代の医療技術を開発し、迅速かつ効率的に社会に供給することを目的としたＲ＆Ｄ(研究開発)型の企業です。

がんの治療には、手術・放射線治療法・抗がん剤の３つですが、これらは進行がんには使えない場合や、治療過程で副作用による大きな苦痛を伴う場合があります。
当社の創業者の一人の江川滉二{東大名誉教授}はその現状を眼の当たりにして進行がんにも使え。副作用のない新たな治療法「免疫細胞療法」に着目しました。人間本来の免疫力を利用するこの治療法は、特定の大学病院で研究医療として限られた患者だけを対象としてきましたが、誰でも受けられる普及医療として研究開発・臨床開発・細胞加工技術などに、総合的に取り組んでいます。

日本人の肺がんの 8 割を占める非小細胞肺がんに対する、免疫細胞治療と化学療法との併用治療の効果について、多施設における大規模な症例検討を実施した結果、抗がん剤単独よりも免疫細胞治療と化学療法を併用したほうが、より有意な延命効果が認められると発表しました。