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医薬、6社が増益・黒字化

医薬大手の2001年9月中間決算が出そろった。武田薬品工業の連結純利益が前年同期日45%増の1,308億円に達したほか、エーザイ、第一製薬、藤沢薬品工業が増益を果たした。三菱ウェルファーマと田辺製薬は黒字化した。主力商品の販売減や海外事業の伸び悩みから連結純利益が19%減の200億円にとどまった三共などを除けば、景気に左右されにくい強みが現れた。

医薬各社の好業績のけん引役は海外事業。三共の海外売上高が530億円と11%の伸びにとどまったのに対し、武田は 1,805億と32%増やした。

武田は、1980年代後半から90年代半ばに前立腺がん治療薬、抗かいよう薬、糖尿病薬、高血圧治療薬の大型4商品を開発した。これらをテコに米国市場の開拓を進めてきた成果が出た。

エーザイは米国でアルツハイマー型痴ほう治療剤「アリセプト」などの販売を伸ばした。第一薬は合成抗菌剤「クラビット」などを拡販し、好決算を実現した。

一方、三共が 14日に発表した中間期決算は、連結売上高が 2,679億円と1.5%減った。主力商品である高脂血症治療剤「メバロチン」が、販売競争の激化などから国内外で伸び悩んだ。同商品の売上は 3%減の869億円。鎮痛解熱剤「ロキソニン」などは順調だったが、「メバロチン」の穴を埋め切れなかった。

米子会社の三共ファルマは高脂血症治療剤「ウェルコール」の売上を大きく伸ばした。ただ営業担当者の増員による費用増もあり、最終損益は 38億円の赤字と前年同期の36億円の赤字より悪化した。ドイツ子会社の三共ファルマも、22億円の最終赤字だった。

2002年3月期通期は三共、塩野義を除く8社が連結純利益の増加を見込む。三共は減益を予想しているが、「何とか横ばいにもっていきたい」(高藤鉄雄社長)としている。「メバロチン」の競合薬だった武田の「セルタ」が副作用報告をきっかけに自主的に販売中止となったことを踏まえ、「メバロチン」の売上見通しを当初の減少から微増に変更した。

通期の純利益では山之内が三共を抜いて二位に浮上する見通し。エーザイも追い上げる。