MR 陣容強化傾向|新薬・パイプライン

・・・ ファイザー製薬は 2005年に 2,300名体制へ ・・・

ファイザー製薬は、現在のMR数で国内最多の 1,700名を2005年に 2,300名にまで増員するほか、アストラゼネカ、万有製薬なども数百人規模の拡充を計画していることが、市場調査会社テスタマーケティングがこのほど発刊した「MR陣容の増減傾向」から明らかになった。外資系企業の新薬開発力を武器とした販売体制の強化が浮き彫りとなっている。

「MR 陣容の増減傾向」 は、主要制約企業の MR 陣容について現状 及び 今後の計画を明らかにする目的で、2000年10月 ~ 2001年4月に調査し、アンケートなどを基にテスタマーケティングが分析したもの。MR 数の現況はアンケート結果 (回答企業数29社) に新聞などのオープンデータ検索により得られた情報をミックスし、内資系31社、外資系15社、合計46社の MR 陣容について分析している。

現在、MR 数が最も多い企業はファイザー製薬。次いで、2位が武田薬品工業 1,350名、3位が塩野義製薬 1,250名と続く。一方、増員を計画している外資系企業は9社、内資系企業12社で、外資系企業の60%が増員を計画しているのに対し、内資計企業では46%にとどまっている。また、各社の将来 MR 数について比較すると、・・・

  • 1位 ファイザー製薬 2,300名
  • 2位 万有製薬    1,800名
  • 3位 アストラゼネカ 1,500名
  • 4位 武田薬品工業  1,350名
  • 5位 ノバルティス・ファーマと山之内製薬 1,300名

と、上位6位中4社を外資系企業が占める。外資系企業は、充実したパイプライン、専門MR制の導入などを背景に積極的な増員方針を打ち出している。